まだ早い?いいえ、今が一番若い!在職中に始めた学びと地域への一歩

子どものために学ぶ女性

園から地域へ、そして新しい一歩へ

神奈川県相模原市で、親子のふれあい遊びをお伝えしています。篠田恵子です。

私は長年、幼稚園型こども園で勤務し、未就園児親子クラスや園庭開放、
赤ちゃん向けのイベントなど、地域に開かれた子育て支援を担当してきました。

子どもたちやご家族と過ごす時間や
「次はどんなことをしようかな」と企画を考える時間が大好きで、毎日にやりがいを感じていました。

そんなある日、引っ越してきた育児中の長女の

「この地域、赤ちゃんと遊びに行ける場所があまりないね」

という言葉を耳にし、ハッとしました。

園での経験を通じても、
「”安心して集まれ、おしゃべりできる場”が求められていること」
を実感していた私は、地域全体への子育て支援に強い関心を持つようになったのです。

「今が一番若い!」の言葉に背中を押されて

ちょうどその頃、「タッチ育児アドバイザー講座」の募集を知りました。

気になりつつも「今の私に必要?」「仕事と両立できる?」
と不安が先立ち、一歩を踏み出せずにいました。

そんなとき、かつて保護者の方にかけてもらった言葉を思い出しました。

「先生、今が一番若いのですよ。やるなら今です!」

その言葉に背中を押され、「そうだ、今が一番若い。やるなら今!」と受講を決意。

そして、講座の中で聞いた
今、自分がしていることを伝えることが大切。そこから必ず広がっていく」
という言葉が心に残り、

まずは地域を知るところから!と、公民館の扉をたたくことになりました。

公民館での出会い、そして決意

公民館では、社会福祉協議会の方がじっくりと話を聞いてくださり、
地域の子育て支援の現状を教えてくださいました。

「協力するのは個人でもできるのですか?」と尋ねた私に、
「あなたが始めるのであれば、私たちも協力します」と心強い言葉をいただきました。

「私が始めます!」
その瞬間、地域での活動が本格的にスタートしました。

地域で歩きはじめて

その年の3月に園を退職し、
現在は3か所の子育てサロンで月1回ずつ親子のふれあい時間を担当しています。
園とのご縁も続き、教室の体験会やこども園での講座など、少しずつ広がりを実感しています。

地域での活動はまだ始まったばかりですが、
「今あることを伝えていく大切さ」を信じて踏み出した一歩が、自己実現への近道になりました。

タッチ育児アドバイザー講座は、
私に「見たい景色」を見せてくれた学びです。

今でも同期の仲間とはZoomやLINEでつながり、
悩みや喜びを共有し合える大切な存在となっています。

みなさんもぜひ、良き仲間と出会い、
「今が一番若い!」の気持ちで自己実現への一歩を踏み出してみませんか。