ベビーマッサージにオイルは必要?
赤ちゃんの肌は大人よりも薄く、とてもデリケートです。
そのため、ベビーマッサージに使うオイルは「必要ないのでは?」「ちょっと怖いな」と思う方もいれば、
「どれを選べばいいかわからない」と迷う方も多いでしょう。
オイルを使うことで、摩擦を減らし、赤ちゃんが心地よくマッサージを受けられるようになります。
日本タッチ育児協会では、精油を加えず植物性キャリアオイル(化粧用油)の使用を推奨しています。
植物性でないオイルとは?ミネラルオイルは使える?
「ベビーマッサージ オイル」でよく検索されるのが、ミネラルオイル(石油由来)です。
ベビーオイルの成分としても一般的です。
ミネラルオイルの特徴
・肌表面に膜をつくり、水分蒸散を防ぐ
・安価で入手しやすい
・酸化しにくく安定性が高い
医療現場でも広く使われており、安全性は確立されています。
ただし、皮膚にとどまりやすいため、レッスンでは肌になじみやすい植物性オイルをおすすめしています。
→「危険だからNG」ではなく、「性質の違いを理解したうえで選ぶ」のがポイントです。
ベビーマッサージで気になるオイルの光毒性とは?
オイルを塗ったまま日光に当たるとよくないと聞いたことがある・・・という方もいます。
これは光毒性と呼ばれ、紫外線と反応して赤みやシミを引き起こす性質のことです。
・ホホバオイル → 光毒性の心配はほとんどなし
・柑橘系精油(ベルガモット、レモン、ライムなど) → 光毒性のリスクがあるため赤ちゃんには要注意
日本タッチ育児協会では、精油を加えずキャリアオイルのみの使用をおすすめしています。
ベビーマッサージにおすすめのオイル3選
ホホバオイル
・酸化しにくく安定性が高い
・赤ちゃんから大人まで使いやすい万能オイル
・光毒性の心配もなく、安心度が高い
グレープシードオイル
・さらっと軽いテクスチャー
・ベタつきが苦手なママにおすすめ
ココナッツオイル
・赤ちゃんの皮膚保護効果があるといわれている
・手の温度で溶かし、伸ばして使う
特におすすめのオイル
オイルを使用してのベビーマッサージを安心して続けるには、身近に手に入りやすく、安全性の高いものを選びたいですよね。
ホホバオイルは特にベビーマッサージに適したオイルです。
・人間の皮脂にも含まれる「ワックスエステル」が主成分
・酸化しにくく、他の植物オイルと比べてもアレルギーリスクが低いとされている
→ホホバオイルは実はオイルではなく、厳密には常温で液体のロウ成分です。
冬期など気温が低くなると固まることはありますが、品質には問題なし!人肌まで温めて使いましょう。
ベビーマッサージ用オイルの使い方ポイント
・植物性100%のシンプルなオイルを選ぶ
・無添加(香料・防腐剤なし)をチェック
・必ずパッチテストを実施し、赤みやかゆみがないか確認
・マッサージには「ちょっと多いかな?」くらいたっぷり使用するとメリットが大きくなります
オイルはベビーマッサージをもっと心地よく、安心して楽しむためのサポート役です。
「どれが正解」ではなく「わが子に合うオイル」を見つけることがいちばん大切。
日本タッチ育児協会では、赤ちゃんと家族が安心して取り入れられるオイル選びのポイントや、
レッスン時の具体的なパッチテストの方法をお伝えしています。
よくある質問
- ベビーマッサージにオイルは必ず必要ですか?
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必須ではありませんが、オイルを使うと摩擦が減り、赤ちゃんの肌を守りながら心地よくマッサージができます。自律神経やホルモンの働きの視点では効果を高める研究結果も出ています。
- ベビーマッサージにおすすめのオイルは?
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ホホバオイル、グレープシードオイル、ココナッツオイルなどがおすすめです。
- ベビーオイル(ミネラルオイル)は使っても大丈夫?
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赤ちゃんの皮膚との相性で問題なければ大丈夫です。レッスンでは、植物性オイルをおすすめしています。
- 食用のオイルを使ってもいいですか?
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食用油は精製度や保存方法が異なるため、赤ちゃんの肌に使う場合は化粧用(スキンケア用)オイルをおすすめしています。
- 使用に注意したいオイルはありますか?
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セサミオイル(ごま油)、スイートアーモンドオイルなどは、 食物アレルギーのリスクがあるため、特にアレルギー体質のご家族がいる場合は慎重に。