ベビーマッサージ教室、どう始めた?資格取得後のリアルな第一歩

ベビーマッサージ教室の体験会

資格は取った。でも、どう動けばいいか分からないあなたへ

ベビーマッサージ資格をとったけれど、「さて、どうやって教室を始めよう…?」
そんな一歩目に迷う方も多いはず。
今回は、タッチ育児アドバイザーの池田千花さんが、初めての体験会を開催するまでのリアルを綴ってくれました。

同じように悩む方へのヒントがたくさん詰まった記録です。

「やっぱり地域で教室がしたい」と思った理由

講座の仲間たちが活動している様子をSNSで見ていて、
「私も、あの風景が見たいな」と思ったのが始まりでした。

私は地元を離れ、知り合いもいない土地で子育てをしています。
支援センターもありますが、利用者も職員さんも多くて、ゆっくり話すのはなかなか難しい。

だからこそ、もっと小さな規模で、継続的に関われる場所をつくりたいと思ったんです。
「前にこう言ってたけど、最近どう?」と声をかけられるような。
少人数だからこそ話せること、聞けることもあるはず。

ママたちにとって安心して話せる場所を、地域に少しずつ作っていけたらと思いました。

まずはInstagramから、体験会へ

教室を始める最初の一歩として、Instagramを開設して体験会の日程を公開しました。
…ただ、それだけのことなのに、不安がすごく大きくて。

「本当にやれるのかな?」
「誰も来なかったらどうしよう…」
「“人来てなさそう”って思われたら…」

下の子たちは自宅保育中で、義両親に預けることにも葛藤がありました。
でも、タッチ育児アドバイザーの仲間たちに「じゃあまず日程決めよう!」と背中を押してもらったことで、動くことができました。

夫に「やってみたい」という思いを少しずつ伝えていくと、義両親との間に入って子どもを預かってもらう調整をしてくれました。

こうやって周りに話していくことで、少しずつ前に進めた気がします。

初めての体験会は1対1のZOOM

最初の体験会は、ZOOMで1対1のレッスン。

自己紹介 → 絵本 → ベビーマッサージ → お着替え → 感想 → お知らせ
という流れを用意していました。

赤ちゃんの様子を見て声をかけるよう意識してはいたけれど、
ZOOMの無料版を利用しているため「40分で切れてしまう・・・」と
時間のことが気になってしまいました。

振り返ると、つなぎの言葉や進行がぎこちなく、全体的にせかせかしていたと思います。

ご予約から事前案内までも、持ち物やオイルテストの説明に抜けてしまった部分があったりと、
実際にやってみて気づくことが多くありました。

今回は相手のママが講師仲間だったので大きな問題にはなりませんでしたが、丁寧に対応するための、事前準備の大切さも経験することができました。

次回に向けて


・マッサージを「なぜそこから始めるのか」の理由をお話しし、急に始めた感じがないようにしよう

・時間に追われる様子を見せず、もっと安心してもらえる雰囲気づくりをしよう

など、次に心がける小さなこともたくさん見つけられました。

まず次回は、自分で計画した時間をもっと信じてみようと思っています。

レッスンが、わたしの癒しになった

お人形を使ってのレッスンでしたが、赤ちゃんが画面越しに笑ってくれたり、ママがその様子を見てふっと微笑んでくれたり…。

その空気に、私自身が癒されていました。

一番は、子どもたちにいつもよりやさしく接している自分に気づけたこと。
「これって、私の心にもいいんだな」と実感しました。

「自己実現」っていうと大げさだけど、
“やってみたい”に少し踏み出すことで、心に余裕が生まれる。
子どもがいるからこそがんばりたい、そう思えた時間でした。

「頼ること」から始まることもある

今回の体験会では、たくさんの「人の力を借りる」ことも大きなチャレンジでした。
かみぃさん、講座の仲間たち、夫、義両親——
「やりたい」と言ってみたからこそ、助けてもらえたと思います。

とはいえ、まだまだ頼ることは得意じゃないし、
「人が集まらなかったらどうしよう」と不安になる気持ちもあります。

でも、頼らないとできないこともある。
そして、頼ってもいいんだという許可を、自分に出せたことは大きな一歩でした。

これから挑戦する方へ

「やってみたいけど、どうしたらいいんだろう」
「今の私に、できるのかな…」

そんな気持ちを抱えながら、私も、今少しずつ歩きはじめたところです。

子どもがいて、家のこともあって、自分のことはいつも後回しになってしまう。
やりたい気持ちはあっても、動き出すには思った以上にエネルギーがいるものだと感じています。

誰かに少し頼ってみること。
「やってみたい」と、小さく声に出してみること。
コミュニティの中に思いを出してみること。

そのひとつひとつはとても勇気がいるけれど、
小さくても、その一歩にはちゃんと意味があると思っています。

私もまだ、試行錯誤の途中です。
でも、「一緒にやってみよう」と言える仲間がいることに、少しずつ力をもらっています。

焦らず、自分のペースで。
あなたの思いにも、そっと光が当たりますように。


池田千花さんの教室の様子は
こちらから(教室の公式インスタグラムへ繋がります)

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