こども家庭庁が進める“プレコン”とふれあい体験

プレコン-子どもたちの交流-

“ふれあうこと”から考える、未来の選択

最近、「プレコン」という言葉を耳にするようになりました。

正式には「プレコンセプションケア」
こども家庭庁では、“妊娠前からの健康づくり”と紹介されています。

その本質は、「将来のために、今の自分の心と身体を大切にすること」。

妊娠や出産に限らず、すべての人に関わる考え方なのだそうです。

はじめは「妊娠を考えている人に関係する話かな?」と思っていましたが、内容を読み進めていくうちに、
これは“将来の選択肢を広げるための知識”なのだと感じました。

想像しづらい「赤ちゃんのいる暮らし」


たとえば、自分のライフデザインを考えるとき。

「子どもがいる生活って、どんな感じなんだろう?」と思っても、
実際に赤ちゃんと関わった経験がないと、なかなか具体的に想像できません。

そういえば、赤ちゃんに触れる機会って、「街で見かけるくらいしかない」という人も多いですよね。

実際の泣き声や笑い声、抱っこの重みなどを体感する機会があるだけで、
“子どものいる日常”をよりリアルにイメージできるようになります。

国も進めている「乳幼児触れ合い体験」

こども家庭庁の資料によると、近頃は中高生などが地域や学校で乳幼児と触れ合う、
「乳幼児触れ合い体験」を広げていく動きが進んでいます。

赤ちゃんと関わる経験を通して、“子どもを育てる”ことをリアルに感じることで、将来の選択に活かせるかもしれません。
これは、プレコンが大切にしている「知る」「備える」という考え方と共通しています。

育児支援者としてできること

私たち、地域密着型の育児支援者は、
この「“ふれあいの入り口”を地域のなかでつくる」ことができるかもしれません。

赤ちゃんと保護者が安心して過ごせる場を開き、そこに学生さんや地域の方が関われる機会をつくる。

実際に“ふれあうこと”が、未来の学びや気づきにつながるような仕組みを、一緒に考えていく。
それもまた、リアルな視点からできるプレコンのかたちだと思います。

タッチ育児チャンネルで、お話ししてみませんか

11月15日(土)21:00~のタッチ育児チャンネルでは、
思春期保健相談士のさおりさんがこの「プレコン」について分かりやすくお話してくれます。

地域の育児支援者として知っておきたいこと
未来を考える、そして自分自身や家族を大切にするヒントとして、ぜひ一緒にお話しませんか。

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