ちゃんと顔をあげて、目の前の家族と過ごそう

子どもと向き合う母親

コラムは初めての担当です!
神奈川県茅ヶ崎市で「HANA BABY」を主宰している山田悦子(やまだ えつこ)です。

ベビーマッサージを通して、親子の時間が豊かに、
そして幸せな家族づくりの根っこになりますようにとの想いで、活動を続けています。

私のベビーマッサージの原点には、自分自身の幼少期の経験があります。

両親から愛情を受けていたはずなのに、どこか寂しさを感じていた記憶が、心のどこかに残っていて。

だからこそ、これから育つ赤ちゃんたちには、「自分は家族の宝物なんだ」と感じながら育ってほしい。
そんな想いを胸に、日々、親子のふれあいの時間をサポートしています。

赤ちゃんは、触れてもらうことが大好き。
尊重された“ふれあい”が日常になれば、親子の関係はもっと豊かになる。
そんなコミュニケーションの力を、ベビーマッサージという形でお届けしています。

話しかけても、聞いてるふりじゃ伝わらない

フリーで仕事を始めてから、携帯で投稿を考えたり編集する作業に夢中で、
旦那が帰ってきても顔をあげることすらしない日もありました。

子どもといても、意識はつい携帯に…そんな日々が続いていました。

グリコ株式会社の「母と子のコミュニケーション調査」では
母親は「自分は話しやすい親である」と認識している一方で、
子どもは「話しかけにくい」と感じているそうです。

「話しかけても、片手間に聞いてるから話すのをやめた」

「興味なさそうな態度」

「忙しそう」

「機嫌悪そう」  など…


子どもはそんなふうに親の様子を感じ取りながら、話しかけるのを躊躇したり、やめてしまったりしている。


親の「つもり」と、子どもの「感じ方」
その間にあるギャップは、想像以上に大きいのかもしれません。

そんな小さなすれ違いの積み重ねが、親子関係にじわじわと歪みをもたらしていくのかもしれません。

旦那との関係も、同じことが言えるなと思います。

ベビーマッサージがくれるもの

日々の忙しい生活の中で、子どもとの関係においては「ベビーマッサージ」という習慣が、
そうしたコミュニケーションの穴を埋めてくれるのだろうなと感じています。

 目を見て、手を添えて、言葉だけではなく“触れる”ことで伝える愛情。

無条件で受け入れられる時間があることが、こどもに安心感を与えることへ繋がる。

我が家には残念ながらベビーマッサージの習慣はなかったけれど

改めて

仕事は夕方までに切り上げて、夜は携帯を置いて、
まったりゆるゆると、ちゃんと顔をあげて、目の前の家族と過ごそう。

そんなふうに思いました。
みなさんは、どんなふうに過ごしていますか?

日本タッチ育児協会では、全国のアドバイザーと交流できるお話会や、育児支援者としてのスキルアップにつながる研修会を開催しています。

お話会、研修会の情報はメルマガから配信しています。ベビーマッサージの先生や育児支援に役立つ情報も配信していますので、是非受け取ってくださいね。