あなたも、わたしも、宝物  – 産後ケア保育にも活きるタッチの学び –

タッチ育児アドバイザーのちぃさんとママたち

あなたも、わたしも、宝物 -産後ケア保育にも活きるタッチの学び-

タッチとの出会いが、私のまなざしを変えてくれました

はじめまして。タッチ育児アドバイザーの中村千里です。
2023 年にベビーマッサージの資格を取得し、地域で親子さんとのふれあいの場を開催しながら、2026年4 月より産後ケア施設で保育に携わっています。

私がタッチの学びと出会ったキッカケは、心身のバランスを崩してしまったことでした。
その頃の私は、自分の子育てにも保育にも全く自信が持てず、確かな知識やふれあいのスキルを学んで、足りない自分が少しでも成長できたら、という思いで学び始めました。

ママと赤ちゃん

知識やスキル以上に受け取ったもの


けれど、タッチの学びは、知識やスキルを身につけるだけではありませんでした。

学びを通して出会った先生方や仲間たちは、「あなたのまんまでいいんだよ。」「あなたを大切に想っているよ。」と、
どんな私もそのまま受け止めてくれました。そんなあたたかいまなざしを感じていくうちに、人からどう思われるかを気にして、無いものにしたかった自分自身の気持ちも振る舞いも、少しずつ少しずつ、表現できるようになりました。

自分以上に「あなたなら大丈夫」と信じ応援してもらえたことも、どれほど心の支えになったか分かりません。

迷い悩んだ分、それ以上にたくさんのあたたかさに出会うことができたと感じています。そのおかげで、我が子や目の前の親子さんたちにだけでなく、自分自身を見るまなざしも、やわらかくなっていったように思います。

また、活動を始めた頃は、今よりもずっと不安でいっぱいでした。今のように地域で継続して活動できることも、産後ケアという新しいご縁をいただけることも、当時は想像もしていませんでした。

それでも、「もう一回やってみよう」「もう少し続けてみよう」と歩んでこられたのは、これまで出会った親子さんをはじめ、支えてくださる方々との出会いがあったからだと心から感謝しています。

産後ケアで活きている、タッチの学び

現在、産後ケア施設では、たくさんの赤ちゃんとママに出会います。

タッチの学びを通して、「赤ちゃんの世界」を科学的な根拠に基づいて知ることができたことも、本当に良かったと実感しています。保育士としてあゆみながらも、これまでに知らなかった学びを得られたことで、赤ちゃんの姿を見るまなざしは大きく変わりました。

目の前の赤ちゃんの姿をどう観察し、どう捉えるのか。子育てのお悩みに対して、どんなアプローチができるのか。今起こっていることの奥にある、見えない背景を見立てる為の視点が広がりました。


そして、赤ちゃん自身の気持ち、ママの気持ちを大事にしながら、「〜かもしれないね。」「こんなこともできるかもしれないけどどうかな?」など、一緒に考えたり、あれこれ試行錯誤していく為の引き出しが増えたと感じています。

それでも私には分からないことばかりです。だからこそ、助産師さんや保育士さん、調理スタッフの皆さん、それぞれの専門性や経験を活かしながら親子さんたちを支えられることが、産後ケアの大きな魅力だと感じています。

ママたちが求めているもの

最近は、AIなどでも本当にたくさんの情報を得ることができます。
それでも、「自分や我が子にとって本当にこれでいいのかな?」というママたちの悩みは尽きることがないのです。

けれど、実際に色んな赤ちゃんとママが集まる中で、スタッフも一緒に我が子の姿を見守るそのひとときだけでも、ママたちには本当にたくさんの気づきがあるようです。

「話を聴いてもらえただけで楽になりました。」そんな言葉をいただくこともあります。
一対一でゆっくりとお話ししているうちに、段々と張り詰めていたものがゆるみ、涙を流すママもいます。


あたたかいお食事を囲みながらおしゃべりを楽しんだり、一人でゆっくりお風呂に入ったり、安心して休むことができるひととき・・・。ふわっと表情がゆるんでいく姿を見るたび、ママの身体と心が安心できる居場所がいかに必要であるかを日々実感しています。

私が一番大切にしていること

タッチの学びの中で、私が一番大切にしていることがあります。

それは、
赤ちゃんも、わたしたちも、みんなちがう、大事な一人の人であること。
身体と心は、その人自身のものであること。
だからこそ相手に許可を得て、意思を尊重し、心を込めてふれること。


この考え方は、私の毎日の振る舞いを本当に大きく変えてくれました。

日常のあらゆる場面で、赤ちゃんに掛ける言葉も、どういう風に関わるかも、小さな一つひとつの行動が変化したんです。また、赤ちゃんやママの姿を見て、つい「なんとかしなきゃ」と焦ってしまう時も、そんな自分に気付けるようになりました。

そして、変化を急がずに、その子のペースを大切にすることや、その子自身の力を信じて待つことも、大事にできるようになってきたと感じています。

私の happy 風景

今、私が見ている happy 風景は、まさに今ここにある日常そのものです。

今を懸命に生きている赤ちゃんたちの姿。
悩みながらも大事ないのちを一生懸命に守っているママたち。
ママと赤ちゃんが一緒にいるその姿。
赤ちゃんを囲みながら、ママたちが笑っておしゃべりしているひととき。

そんな一瞬一瞬が、本当に尊く、愛おしく感じられます。

けれど以前の私は、同じ景色をこんなふうには感じられませんでした。

タッチを学び、たくさんの出会いに支えられた今だからこそ、ここにある日常こそが、かけがえのない幸せなのだと気付くことができたのです。

迷い悩んだことも、反省も後悔も、すべてが今につながっていたんだと今だから思えます。だから私も正解のない毎日に揺らぎ奮闘する一人の人として、ママたち赤ちゃんたちの側に居たいです。

目の前の方との出会いに、何気ない日常風景に、「幸せだなぁ」「ありがとうね」と感じられることが、私にとって何よりの happy 風景です。

あなたも、わたしも、宝物

資格を通した学びは、知識やスキル以上に、たくさんのあたたかな出会いや気づきへと導いてくれました。そして、自分自身の生き方や在り方にまでも、大事な宝物を与えてくれました。

「あなたも、わたしも、宝物」

わたしだからこそ、あなただからこそ、届けられるものがきっとある。
そう信じて、これからも目の前の親子さんの安心につながるひとときを、皆さんと一緒に育んでいきたいです。

月刊タッチ育児チャンネルでお話していただきました

資格取得の学びから感じた自身の変化や、親子さんを身近で支えるちぃさんのお話です。
下のリンクからアーカイブをご覧いただけます。