そのままの私で、子どもと向き合う

遊んでいる子供たち

育児がつらいわけじゃないのに、心が追いつかなかった

こんにちは。このたび、タッチ育児チャンネルでお話しする機会をいただくことになりました。
長崎県大村市で活動している、松元美沙です。

私は3児の母で、
現在はベビーマッサージなどの親子教室をはじめ、
地域で子育て支援に関わりながら、
赤ちゃん育児のサポートをしています。

今回タッチ育児チャンネルでは、
専門家としての自分より、
親としての私自身が、育児の中で揺れ、立ち止まった際の体験について、
お話しできたらと思っています。

このコラムは、そのお話の土台となっている、私自身の育児の記録です。

心が揺れていた、あの頃

末っ子が生まれて3人の子育てになったからなのか、
上の子たちの体と心が大きく成長してきたからなのか。

約1年前の私は、どこか心が揺れ動くことが多くありました。

どれだけ頑張っても、どうしても手が足りない。
長女を園に送り、次女と末っ子と支援センターで遊んで帰るルーティン。

先生やママ友の顔を見て、ふっと気が緩んだ瞬間、
不意に涙があふれてしまう日もありました。

「もう十分頑張っているよ」

「そんなに頑張ることじゃないよ」

頭ではわかっているのに、心が追いつかない。

今までできていたことが、できなくなったように感じて、
自分への不甲斐なさに、今まで以上に自信をなくしていた時期でした。

専門家として伝えてきたこと

私はベビーマッサージの講師として、
子育て支援に関わるようになって4年半になります。

教室や地域の活動の中で、
「赤ちゃんは、すでに一人の人格を持った存在であること」
を大切に伝えてきました。

赤ちゃんのお返事を聞いてみること
どんな反応を見せてくれるのか、少し待ってみること

そうやって対話的なコミュニケーションを重ねながら
「私とこの子は、別の人格を持った存在なんだ」と認識して

互いに尊重し合える親子関係を築いていきたいですね


ママたちに伝えながら、私自身もそんな子育てをしてきたつもりでした。

「わかっている」と「できている」のあいだで

でも昨年を振り返ってみると
子どもが3人になり、守る存在・心を配る存在が増え、
物理的にも毎日が大変になっていく中で

「大変だ」と思うことに、
どこか後ろめたさを感じていた自分がいたこと
に気づきます。

「自分が望んだことだから」

「みんな頑張っている」

「幸せの数も増えたんだから、これくらい頑張らないと」


そんなふうに、
今まで以上に自分を見張る時間が増えていたように思います。

「ほどほどでいい」

「手を抜いていい」


そう言いながら

ほどほどにできない自分
力を抜けない自分
頑張り続けようとしてしまう自分が、

まだたくさんいることにも気づきました。

「ママだから」

そうやって自分を一番厳しく見ていたのは
社会ではなく、私自身だったのだと思います。

自己肯定感を感じた瞬間

ある日、
「今日はもうやらない」と思っているのに、
それを許せない自分がいることに気づきました。

うまくいかない自分も

思うようにできない自分も

そのまま認めて、受け止めてあげたいのにな…


そのとき、

「自己肯定感って、こういうことなんだ」と腑に落ちました。

それと同時に、

子どもたちを心のどこかで
コントロールしようとしていた自分の気持ち
にも気づきました。

「ここまで段取りしていたら、スムーズに動けたかもしれない」
「私がもう少し準備していたら、話を聞いてくれたかもしれない」

でも、
どれだけ完璧だと思える準備をしても、それを軽々と超えてくるのが、子どもたちです。

目の前の子どもが「生きている」

私がいくら準備していても、子どもが予想通りに動くとは限りません。

今日、目の前にいる子どもは
昨日とは違う、日々進化・成長している「最新版」

対して親の中にある「情報」は
子どもとの思い出と、それをどう見ていたかという自分の価値観


どれだけ学んでも、どれだけ準備しても、思い通りにならない瞬間はやってくる。

それは、私の準備が足りなかったからでも、
親として未熟だからでもなくて、

ただ、子どもが生きているから。


そう考えたとき

完璧な親であろうとするよりも

「今、目の前にいる子」を

そのまま見て・感じて・触れることの大切さを

改めて感じました

自分を大切にすることから始まる、尊重

一生懸命頑張ろうとしてきた私もいていい
精一杯、愛情を手渡してきた私もいていい

全部が、「そのままでいい」

子どもをありのまま受け止めたいと思いながら、
自分が頑張ることで子どもを動かそうとしていた部分があることに気づき、
それはもう手放したいと思いました。

自分を大切に扱うことができたら
目の前にいる子どもにも
丁寧に心を寄せることができるのだと思います。

それでも一緒に過ごしてきた記憶が残る

完璧な親であろうとするよりも

そのとき目の前にいる子を

そのまま見て、感じて、触れていたい

できなかった日も、
うまくいかなかった時間も含めて、
それでも一緒に過ごしてきた記憶が、

きっと、親子のあいだに
確かなぬくもりとして残っていくと、私は信じています。

タッチ育児チャンネルで、お話ししてみません

この文章を書きながら、
「これは私だけの話ではないな」と感じています。

同じように、
わかっているのに苦しくなったり、
自分を後回しにしてしまったり、
子どもを大切に思うからこそ迷ってしまう人が、
きっとたくさんいるのではないでしょうか。

1月30日のタッチ育児チャンネルでは、
このコラムに書いた体験をもとにお話しする予定です。

答えを出す場ではなく、
「それ、わかる」「私もそうかも」と
感じたことを持ち寄れる時間になったらいいなと思っています。

よかったら、
この文章を読んで心に残ったことを胸に、
画面越しにでも、同じ時間を過ごしてもらえたら嬉しいです。

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