「接触のルール」研修事例~宝塚市ファミリーサポートセンターフォローアップ研修~

ファミサポでの接触のルール®講座

「接触のルール」研修事例~宝塚市ファミリーサポートセンターフォローアップ研修~

こんにちは。タッチ育児アドバイザーの久保井 舞です。
兵庫県宝塚市で、0・1・2・3歳のおうち育児サポートのお部屋を主宰しています。

私は、児童館職員として11年間勤務した経験や、0歳〜18歳の子どもたちとその保護者との関わりの中で培った傾聴のスキルを活かしながら、現在は地域の親子さんの一番近くで、一人ひとりに丁寧に寄り添う活動をしています。

ファミリーサポートのフォローアップ研修を担当しました

2026年8月5日、フレミラ宝塚にて、宝塚市ファミリーサポートセンターの提供会員さんを対象としたフォローアップ研修を担当させていただきました。「丁寧に触れることの価値」〜接触のルール〜と題して、お話と実践をさせていただきました。

宝塚市ファミリーサポートセンター(育児)は、「子育ての手助けをしてほしい人(依頼会員)」と「子育てのお手伝いをしたい人(提供会員)」をつなぎ、市民同士で子育てを助け合う活動です。提供会員さんは、主に子育てがひと段落した先輩ママや、子育て中の家庭に理解のある地域の方々。宝塚市全域の幅広い世帯へ向けて、地域の支え合いによる子育てを27年にわたり支えてこられています。

いつか、ファミサポさんにも届けたい

私も宝塚市で二人の子育てをしてきました。

現在は、宝塚市の子育てに、“あなたが大切”を伝えるふれあいの文化を広げていきたい。
そんな想いを込めて、地域の親子さんへベビーマッサージや五感遊びを通してお伝えしています。

親子さんとの日々の中で気づいたことは、赤ちゃんが生まれてから関わる大人は、親だけではないということ。
祖父母、きょうだい、助産師、保育士、ご近所さん、かかりつけ医、街の人たち……。赤ちゃんは、たくさんの大人との関わりの中で育ちゆきます。

そして、ファミサポさんもその中のひとつです。そんな気づきから、「市内で子育て支援に関わる方にも、この価値を手渡していきたい」「いつかファミサポさんでも、“あなたが大切”を伝えるふれあいのお話を届けたい」そんな思いが湧いてきました。

実は今年のビジョンボードにも、その願いを載せていました。

体が心臓になったみたい

願っていたことではあったのですが、実際にご依頼をいただいたときは、びっくりするやら、嬉しいやら(笑)
ワクワクとドキドキで、体が心臓になったみたいでした。

そんなとき支えてくださったのは、家族と全国のタッチ育児アドバイザーの仲間です。家族は、かぁかんの初めてのチャレンジを応援してくれました。全国のアドバイザーの仲間たちは、全力でサポートしてくださいました。

たくさんの「お陰さま」をいただき、心地よい緊張感と、「この価値に触れていただきたい!」というワクワクで、当日を迎えることができました。

「ふれあいは大切」って、なぜ?

「ふれあいは大切」

見たり聞いたりすると、誰もが当たり前に感じることかもしれません。
一方で、「なぜ大切なのか?」「どんな意味や理由があるのか?」と聞かれると、意外とわからないものです。

子育て支援に日々心を寄せておられるファミサポの提供会員さんだけあって、みなさん「ふれあいは大切」ということは、とても深く理解されていました。

今回の研修では、そこからさらに一歩深く。

●「ふれあい」についてどのようなイメージを持っているのか、みなさんで意見交換

●ふれあいがもたらす「からだへの効果」「こころへの効果」「感覚への効果」について、
身体のメカニズムなどとともにお話

●ふれあいを通して「あなたが大切」を伝えるコミュニケーションについて

“大切に”触れることができるのは、手だけではありません。

心、まなざし、聴くこと。そして、そのように在ること。

「なぜ、ふれあいは“大切”と結びつくのか?」参加者のみなさんと実際に体感しながら、そんな深いところまでお話しすることができました。

触れるうちに、みなさんの表情がどんどん綻んで

後半には、オイルを使用して肘から下をマッサージする「触れる」ワークを行いました。
ひとつひとつ丁寧に、“安心”“安全”の中で感じる、“あなたは大切”を伝えるふれあいと、それを受け取るふれあいの体感。

まずは、お互いの自己紹介から。提供会員さん同士でも初めましての方がおられたり、「こうやって触れたり、触れられたりするのは久しぶりです」と教えてくださる方もおられたり。

最初は少し緊張感のある空気でした。でも、タッチが進むにつれて、私の説明がいらないくらい、みなさんそれぞれのペースで丁寧にコミュニケーションをとりながら、マッサージを楽しまれていました。自己紹介のときとは一変して、みなさんのお顔がどんどん綻んでいったこと。そして、触れたことから広がっていったお話も楽しまれていたことが、とても印象的でした。

ファミサポでの接触のルール®講座

「触れることの大切さを実感しました」

研修後のアンケートでは、7名の回答のうち、

85.7%が「とても参考になった」
14.3%が「参考になった」

と回答してくださいました。

「触れることの大切さを実感しました」

「『ふれあい』は、小さなお子さんだけでなく、大人にも大切なことだと改めて感じました」

「温かい気持ちでふれあうことが、子どもたちの成長にも繋がるということが驚きでした」

といった感想もいただきました。

ベビーマッサージの手技や順序についてもっと知りたいという声もあり、ベビーマッサージというツールにも興味を持っていただいているのだと感じました。

“あなたが大切”を伝えるふれあいを、これからも

今回、支援者として子どもたちに対する「ふれあい」にとどまらず、自分とのふれあい――生き方、在り方までのお話を共有できました。

“あなたが大切”を伝えるふれあいが、コミュニケーションの、人と人との真ん中にあること。それを改めて再確認した時間でした。今回の研修で感じたことを、今後の活動に活かしていきたいと思っています。

そして私自身もまた、“そのように生きる”と、自分の真ん中を再確認できた機会となりました。

最後に、今回「ふれあいの大切さ」というテーマで私を見つけ、声をかけてくださったこと。そして研修までの間、たくさんの打ち合わせや準備をしてくださった宝塚市ファミリーサポートの職員のみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。貴重な経験をいただき、本当にありがとうございました。