こどもの権利を守るために、ふれあいのスキルを

こども家庭庁の掲げる「はじめの100ヵ月」ビジョンに育児支援者として関わる

こども家庭庁が発表した「はじめの100か月の育ちビジョン」では、幼児期までのこどもの育ちに関する5つのビジョンが掲げられています。

「はじめの100か月の育ちビジョン」

01 こどもの権利と尊厳を守る

02 「安心と挑戦の循環」を通してこどものウェルビーイングを高める

03 「こどもの誕生前」から切れ目なく育ちを支える

04 保護者・養育者のウェルビーイングと成長の支援・応援をする

05 こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す


日本タッチ育児協会の目指す社会も、このビジョンと重なる部分が多くあります。

その冒頭にあるのが 「こどもの権利と尊厳を守る」 です。

すべてのこどもには、生まれながらにして権利があります。

こども一人ひとりの思いや願いを大切にし、その主体性を尊重することが重要です。これは、乳幼児期からの適切なふれあいによって支えられます。

私たち育児支援者が関われることは、どのようなことでしょうか?

こどもの権利を守るために必要な「接触のルール」

どんなに小さな赤ちゃんも、自分の身体の主導権を持つ存在であり、赤ちゃんに触れるときにも、必ず事前に許可を得ることが基本となります。

この原則を、日本タッチ育児協会では「接触のルール」と呼んでいます。

「接触のルール」とは、ふれあう際の大切な考え方を示したものです。

生まれてすぐから「抱っこするよ」「遊ぼうね」「手伝ってもいい?」などと声をかけ、その反応を確かめることで、「自分の身体は自分のもの」と、こどもの主体性を尊重することができます。

また、「勝手に触れられるべきではない、大切な存在だ」という意識につながり、尊厳を守ることにつながります。

例外的にこどもの意思に応じられない場面(健康・安全・衛生のためのケアなど)では、「これから○○するよ」と説明しながら、できるだけこどもに寄り添うことが大切です。

ふれあいはスキル

適切な「接触のルール」に基づいて、赤ちゃんやこどもと関わることは、「ふれあい」を単なるお世話や遊びのひとつとして捉えるのではなく、「スキル」として学び、体現することです。

「ふれあいのスキル」を身に着けることで、赤ちゃんと家族、保育や医療に関わる方々が、こどもの思いや願いを尊重した関わりを実践できます。

また、核家族化や少子化がすすみ、子育てのモデルを見る機会が減る現代では、ふれあいをスキルとして伝えていく役割は社会的に非常に重要な役割を果たします。

保育や医療の現場でも活かせる「接触のルール」講座

日本タッチ育児協会では、正しいふれあいの方法を伝えるために「接触のルール」講座を開催しています。

この講座では、

接触のルールに基づいた適切なふれあい

ふれあいが育む赤ちゃんの発達

保育や医療、地域支援の場での実践方法

等について学ぶことができます。

ベビーマッサージの先生や赤ちゃんのご家族だけでなく、

・保育士、助産師、看護師、児童支援に関わる方
・地域の育児支援に携わる方

にも、ぜひ知ってほしい内容です。


こどもの権利を守るために、私たちができること。

それは、日々のふれあいの中で、こどもが「大切にされている」と感じられる関わりをすることです。

接触のルールを学び、ふれあいをスキルとして伝えていくことで、すべての赤ちゃんと家族に正しいタッチが届くことを目指します。

接触のルール講座」

メールマガジンで講座情報をお知らせしています

「接触のルール」は日本タッチ育児協会の登録商標です。
園・団体・法人の研修等もお問い合わせください。

参考:こども家庭庁 はじめの100か月の育ちビジョン​​